「他の子のものを投げたり、たたいたりしてしまうのですが、どうしたらよいでしょうか。」

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皆様、こんにちは。
東京・神奈川を中心に【訪問】【オンライン】で発達障がいの療育を提供している
ハッピーファウンテンと申します。
最近は暖かくなり、上着のいらない時期になってきましたね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

第2回目は【他人を傷つけてしまう】というケースについてです。
お友達との関わりの中で、突発的に相手の子をたたいてしまったり、物を投げてしまったりという事はありませんか?
単純にトラブルの原因となるからだけでなく、お子様自身が傷つかないためにも、何とかしたいという方は多いのではないでしょうか。
今回も【困り感の原因の特定】【支援内容・教材の設定】【課題のレベル調整】の3つの項目から、考えていきたいと思います。

【困り感の原因の特定】
まず考えられる原因としてADHD(注意欠陥多動性障害)の特性によるものです。感情のコントロールが上手くできない。衝動性の抑え方がわからない。自身の感情を把握・理解するのが苦手などにより、他の子を傷つけてしまう場合があります。
またそれ以外にも、自身の考えや思いをどのようにして言葉で伝えたらよいかわからないことにより、物理的なコミュニケーションになってしまうという場合もあります。

【支援内容・教材の設定】
本人の生まれ持つ特性として【感情のコントロールが苦手】【衝動性】などがある場合、特性の強さを弱めることはできても【無くす】という事は、かなり難しいと思います。ですので、それぞれの特性に向き合いながらも、イライラした時に落ち着かせるための方法を一緒に考える支援が大切になります。また思いや考えを伝える方法がわからない場合には、本人の気持ちを代弁し例えば【あなたの今の気持ちは「悔しい」という言葉で表しますよ】という事を伝えてあげることも効果的です。同時に正しい要求の仕方や・言葉を教えて、上手にできたら褒めることで【正しい方法でお願いすると、要求が叶う】という認識を定着させていくための支援が必要になります。

【課題のレベル調整】
感情の言葉などを学習する場合には①表情と感情の言葉が選択であれば一致できる。②表情をみて感情の言葉が出てくる。③感情の言葉からそれにちなんだエピソードが出てくる。等、段階的にチェックしていくとよいと思います。特に③は昔お昼の番組でやっていた、さいころを振ってそのテーマに沿った話をするような感じで「嬉しかった話」「怒った話」などゲーム感覚でやると、面白いかもしれません。
また正しい要求の方法の定着も、例えば何かしてほしい時に物を投げてしまうお子様の場合、いきなり言葉で要求ができなくても構いません。【とんとんと膝を叩いてくれたら要求を叶える】からでもよいです。物を投げる以外の別の行動を定着させていきます。それから【言葉で伝える】方法にステップアップしても遅くはないと思います。

今回紹介させていただいた内容は、あくまで一例となりますので、すべてのお子様に当てはまるものではない事を、ご理解いただけたらと思います。

ハッピーファウンテンでは初回無料体験・療育に関するご質問なども合わせて受付しております。
もしご興味がございましたら、下記連絡先からご連絡お待ちしております。
また次回も宜しくお願い致します。

株式会社ハッピーファウンテン
住所:神奈川県川崎市多摩区菅稲田堤2-2-8 パレスミユキ8番館210号室
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